2009-01-01から1年間の記事一覧

クリスマス・キャロル

Charles Dickens, 池央耿訳 『クリスマス・キャロル』 (光文社古典新訳文庫、2006年) アニメの映画で、主題歌を歌っていたのが確かKate Winslet だったと思う。"What if"という曲を思い出しYouTubeで聴いてみた。女優でありながら素晴らしい歌声だった。そし…

野村監督

野村克也 『野村ノート』 (小学館文庫、2009) 読了。野村監督は本当に人間をよく見て、考えて野球をしていた人だとわかった。選手を育てる手法も巧みで、個々の選手に違った接し方をすることでその能力を発揮させている。「野村再生工場」などとよく言われて…

蠅の王

William Golding, 平井正穂訳 『蝿の王』 (新潮文庫、1975年) 学生時代に読んだものを再読。主人公は子どもとはいえ、人間が根源的に持つ暴力性が如実に描かれている。リーダーとして集団をまとめる難しさもあるが、何よりも人間集団の持つ恐ろしさを再認識…

生きているということ

久しぶりのエントリーで唐突だが、とあるブログを読み今自分と家族が生きているということへの感謝を記したいと思い今書いている。インフルエンザが流行し、新聞では○○人目の...と無機質に情報だけで亡くなられた事実を記事にするが、その最前線にいる人の思…

岡本太郎

川崎生田緑地の岡本太郎美術館に行った。そこで購入。 岡本太郎,岡本敏子 『強く生きる言葉』 (イーストプレス、2003) 生徒にもいくつか抜粋してあらかじめ紹介していたが、岡本太郎という人は本当に「爆発」していた人だ。その感性、感情、生き方、作品、す…

文学に触れたくなって・・・

心が疲弊してくると、心を解放してくれる本物の文学に触れたくなる。忙しさのあまり、小説を読むことはめっきり減ってしまったがそれでも久しぶりに読了。 Tim O’Brien,村上春樹訳 『世界のすべての七月』 (文春文庫、2009年) Tim O'Brien の作品は村上訳で…

内田・橋本対談

橋本治,内田樹 『橋本治と内田樹』 (筑摩書房、2008年) 読了。非常に面白かった。特に橋本治に関しては多くを知らなかっただけに、新たな発見がたくさんあった。 内田 僕は大学の教師なんで、学生たちを就職させるのも仕事のうちなんです。学生たちは、ナン…

習うと教える

...ものごとは、すべて、「習うことはできるがおしえることはできない」ということになるのではないかと思われる。英語を教えていると思うのは、厳密にいえば、教師の側で習ってくれるのを「祈っている」だけであると思われる。よい先生というのは、「よく教…

夏休みでない夏休み

久しぶりに書き込むが、夏休みに入ったにもかかわらず全くさ休んでいない。陸上、夏期講習、面談、そして林間学校と次々と行事がやってくる。明日から合宿。どうなることやら・・・。 伊藤和夫 『英文解釈教室』 (研究社、1997年) 今ごろ読了。改めて自分が「大…

教科書だけで…

試合の合間に読了。 金谷憲 『教科書だけで大学入試は突破できる』 (大修館書店、2009年) 何度か考えてきたことが裏打ちされた感じ。ひたすら入試長文を読み込むことも必要だが、まずは『ぜったい音読』などを使って、音読−筆写を繰り返し英文を自分のものに…

心・技・体

靜哲人 『英語授業の心・技・体』 (研究社、2009年) 読了。さすが靜先生。改めて自分の責任の持つ生徒に対する「熱い」思いを感じた。自分が教えるからには必ず力をつけるという信念を本当に強く持ち、それを実践してこられた先生だと思う。自分など、まだま…

ゆったりと

久しぶり(10日ぶり)の完全休日。ほぼ10日に1日のペースなので、月3日しか休んでいないことになる。こんなのでいいのかとも思う。 午前中は床屋。同じ幼稚園に通っていることがわかり、話が盛り上がる。ここに越してきてかれこれ7年だが、やっと常連という…

さらに眼から鱗

3月の研修に続き、今回も参加。刺激的な時間だった。ポイントは以下の通り。 教科書の使い方。困ったときの逃げ方もある。ダイアローグか会話か。一人称か三人称か。考えてもよい発問が思いつかない場合がある。むしろそちらの方が多いぐらい。 歌の使い方。…

セイゴウ本

松岡正剛 『多読術』 (ちくまプリマー新書、2009年) 読了。著者のことは全く知らなかった。ただこの人の本の読み方は半端でない。ものすごい量を読んでいる。 読書って二度するほうがいいんです。同じ本をね。というのは、読書にはその本のこととはべつに、…

頭に残っていない…

評価が終了。初日のテストを芳しくないものを残して、最終日に再テスト。参考書の持ち込みを許可したものの、最後まで完了しない。よくよく原因を探ると、文法的なものがまるで頭に残っていないことが原因と判明。1年次にやるべきものを全く身につけずに来…

米原本

米原万里 『必笑小咄のテクニック』 (集英社新書、2005年) 読了。故米原氏の新しい本を見かけ、以前購入していたものを読了。この鋭い切り口を持った、軽快な文章がもう読めないとなると、何ともさびしい。この本でも小咄のテクニックを紹介しつつ、日本の首…

誤訳

越前敏弥 『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文』 (ディスカヴァー携書、2009年) 読了。恥ずかしながら、何度も間違えた。まだまだ英語力がないことを痛感。大学受験レベル(と言ってもピンキリだが)を完全に超えていないことを再確認。大学受験の最高峰…

惨敗…

1500mは厳しい結果に終わった。途中何度か前に出るチャンスはあったが、躊躇してしまった。残念である。ただ、その原因は今までの指導過程にあるような気がする。結果が出せなかったのは、指導者たる自分のせいでもある。まだまだ素人で練習も十分に見ること…

記録

5/3,4 と記録会。自己ベストではないものの伸びてきている。ただ、もう少し上をいかないと、次の大会はクリアできない。怪我によるブランクのせいといえばそれまでだが、持久力が上がっている分スピードが鈍っているように感じる。最後の切れ味というものが…

内容を鵜呑みにしない

NEW CROWN 2, Lesson 3 での会話文の違和感に授業中に気づく。簡単なOral Introductionをしている最中に「おや」と思った。Kenは看板を見て話しているが、どう見ても日本語の看板を見て話している。それを読みながら英語でRatnaに話しているのだ。 Kenの英語…

予選

2日間の試合が終了。思うような結果が出ていないが、練習できていないので当然と言えば当然。1日目で疲労困憊な状態では、2日目は戦えるはずがない。メンバーが少なく、練習相手がいないと言えばそうだが、それは理由にはならない。「今の環境でベストを…

池上本

池上彰 『池上彰の情報力』(ダイヤモンド社、2004年) 読了。2004年に購入していたが、先日自宅の部屋で発掘し読んだ。池上氏らしい読みやすく、わかりやすい書き方に親しみが持てた。以前も書いたが、ニュース845で見ていたときからのファンである。文章から…

10日ぶりの休日

久しぶりに休んだ。 のんびり過ごすのは本当に久しぶり。家のほうもまいっていたので、少しはリフレッシュできたであろうか。こちらも気になって疲れてしまうので、こういう時間は大切だ。来週は、また試合。結果が出ることを期待しているが・・・。

毎日やること

今日は所沢で記録会。多くの方と出会い、いい話を聞くことができた。特に、オーストラリアへの留学の話、陸上は毎日とことんやってやっと結果が出る話、が印象的だった。スパイクを履いて走るのが当たり前なのに、それがない練習は本来でないことも知った。…

with ...

授業が始まって3日。様々な音読バリエーションを使っているが、どの教材でどの音読法を使えばいいか迷いがある。教材の精査が足りないからか。 辞書は次のものを一括購入。 投野由紀夫編 『エースクラウン英和辞典』 (三省堂、2008年) 生徒は興味深く取り組…

3つの目標

新クラスで訓話。3つの目標を提示。 礼儀 思考 学問 どれも基本的なことだが、実践となると難しい。繰り返し何度も何度も、エピソードを交えて伝えていくしかない。こちらがある程度の位置にいて、安易に降りていかないことも大切な指導と考えるようになって…

長い会議と切迫感のなさ

新年度、スタート。早速、会議。本当に長かった。メンバーに信頼が置けないからか、指示が細かく多い。確かに自分も信頼されているかといえば、今までの実績から仕方のない面もある。しかし、それにしても…という思いはある。 一方で、自分の科目に関係のな…

入学式

春の麗らかなよき日。桜も満開で本当に心地よい日に、入学式を迎えることができ本当によかった。小学校の入学式は自分が入った時以来なので、全く覚えていないが、中高とは趣の違って温かい空気に包まれていた。在校生のあいさつや歌がさわやかで感銘を受け…

プロフェッショナル

『プロフェッショナル 仕事の流儀 中学英語教師 田尻悟郎の仕事 楽しんで学べ 傷ついて育て』[DVD](NHKエンタープライズ、2007年) 研修会を受けて購入。未放送部分があり大変見ごたえがあった。基本的には研修会で聞いた通り。自分が行き詰った時に見直し、…

シーズン開始

いよいよシーズンが始まった。今年度、一発目の試合。結果は惨憺たるもの。やはり練習が充実していないと結果は簡単に出ない。途中で練習を止めたり、限界まで追い込まなかったりすると「甘え」が出てしまうのだろう。どんな練習でもいい。きちんと、最後ま…