文学に触れたくなって・・・

心が疲弊してくると、心を解放してくれる本物の文学に触れたくなる。忙しさのあまり、小説を読むことはめっきり減ってしまったがそれでも久しぶりに読了。

  • Tim O’Brien,村上春樹訳 『世界のすべての七月』 (文春文庫、2009年)

Tim O'Brien の作品は村上訳で『本当の戦争の話をしよう』(文春文庫)を読んだ。どちらもベトナム戦争が色濃く反映された小説であり、大きなストーリー展開というものはないが何か訴えかけてくる力がある。これは、あるいは村上訳のもつ力かもしれない。いずれにしても、久しぶりに文学に触れて日々のせわしなさから解放された気がした。