池上本

読了。2004年に購入していたが、先日自宅の部屋で発掘し読んだ。池上氏らしい読みやすく、わかりやすい書き方に親しみが持てた。以前も書いたが、ニュース845で見ていたときからのファンである。文章から滲み出る優しさは、読んでいて心地いい。果たして自分が話している時には、相手に不快感を与えないようなものになっているか・・・。大いに疑問だ。


情報の整理の方法は、人それぞれだが参考になる点も多かった。

  • どんな順番だったら理解してもらえるのか、常に相手に確認する(p.9)
  • あなたは「教えを請う」のだ(p.88)
  • とにかく書店に行って、本を買うことから始めよう(p.119)
  • 一行メモの読書記録で、読んだ本の内容を頭に刻み込む(p.123)

など、が印象的。他にもスクラップの仕方や、情報解釈術(第5章)なども参考になった。実は、最も印象的だったのは、

  • 自分の頭で考えさせる。上司のちょっとした「我慢」が若手を育てる(o.249)

である。ついつい後輩に手を出してしまう自分に反省。同時に、生徒にも「我慢」が必要だと再認識。要は、生徒をどう動かすのかかだ。その発問が大切なのに、「説明」を考え、こなすことに目がいきつつあった自分を反省した。