内容を鵜呑みにしない

NEW CROWN 2, Lesson 3 での会話文の違和感に授業中に気づく。簡単なOral Introductionをしている最中に「おや」と思った。Kenは看板を見て話しているが、どう見ても日本語の看板を見て話している。それを読みながら英語でRatnaに話しているのだ。


Kenの英語力の高さを示しつつ、ここでのKenの時制の選び方に焦点を当てる。1文目 remain。2文目 will disappear。3文目 are studying。4文目 sell。どうしてKenが日本語の看板を見ながら英語に直す際、その時制を選んだかを考えさせる。特に、3文目と4文目の違いを意識させ、現在形の持つ意味を考えさせた。後は、音読、対面リピーティング、read&look upなどで習熟。


最近、おなじ NEW CROWN の旧版(1996年)を見ることが多いが、こちらの方が白黒ではあるが中身は濃いような気がする。読ませる文章が多いのだ。「あの時はよかった」などと言っても仕方が無いので、今の教材を使いつつ同じような力をつけさせる方法を考えればよいのだ。過去を振り返りつつ、いずれは過去になる現在をしっかりを歩むこと。