質と量

英語の読解力を高めるには、質の高い英文を丁寧に読むことが必要であろう。初期段階では丁寧さが求められる。一方で、現在の自分のレベルから一段低いものを、大量に読むことも必要だと痛感している。しかし、教科書では(大学入試の長文読解問題集でも)常にレベルが上がり、「量」を確保することができない。量については、こちら側が意識して補っていかなければならないのだろう。


例えば、センター試験において「時間が足りない」という話を聞く。スピードが足りないのだ。よく考えてみると当たり前なのだ。スピードを上げる練習をしていないからだ。少しjogができるようになった選手が、同じスピードでひたすら距離を伸ばしているだけなのだ。これでは、いつまでたってもスピードは出ない。スピードを上げるには、スピードを上げるトレーニングしなければならないのである。


この至極当たり前のことを忘れていた気がする。スピードを上げること、スラスラ感を体得することを意識して今の授業に組み込めるか、先を見て入れるタイミングを見極めていこうと思う。いずれにしても、今のままではどうにもならない。



jog20分