平岡塾

日本の「ダメ英語」を叩きなおす

日本の「ダメ英語」を叩きなおす

読了。地道に誠実に取り組めば力はおのずとついてくる。そこに至るに「努力」に勝るものはない。簡単に実力などつくはずはなく、逆にこのようにじっくりと文法を基盤に取り組んでいけば骨太の力がついてくるのであろう。

  • 決してお手軽ではなく、地味で、ときに不合理とさえ思われる作業こそが、人間の精神の深い部分に大きな影響を与えるのであり、そのようにして身につけたことは一生忘れません。(p.29)
  • 本来、何語であれ、文法の骨組み自体が本質的にあ難解なものであるはずがない。むしろ大切なのは、常識や良識、高度に抽象的な内容に耐えうる思考力、そして豊かな想像力である。ひいては、それはそのまま自分の世界観となり、人生となる。こうした力を養うのに読書がもたらす効用は大きい。実世界でも書物の世界でもさまざまな経験を積み重ねて、具体と抽象を自由に行き来できる幅広い精神力や批判的思考力を身につけたいものもである。(p.192)


自分の生徒にも伝えたいメッセージである。